積ん読本棚

●製作日

平成17年頃

●製作日数

約2日

●製作の動機

通販のカタログを見ていたら、読みかけの本をちょっと置いておく積ん読本棚が載っていた。スチール製でかなり大きく値段も高い。それに、読みかけの本を置いておくのにそれほど大きい必要はない。そこで、もう少し小さくて、カッコイイ本棚を自作することにした。

●材料

底板 小さいもの1枚、 角材 ×1、 棚板 5枚、 その他中心の角材を支える細い角材 ×2

●作り方

  1. 底板、棚板、中心の角材、支えの角材を切る。
  2. 中心の角材に、等間隔に棚板を取り付けるための切り込みを入れる。ここが最も難しく、角度約5度で棚板の厚さ分の切り込みを入れる。この作業のため、「ソーガイド」およびガイド用ののこぎりを新規に購入!
  3. 支えの角材をカット。この作業も60度、30度などの角度をつけた切断作業であり、それほど簡単ではなかった。
  4. 底板に中心の角材を取り付け。長い木ねじで裏から留める。その後、支えの角材を取り付ける。これには細いくぎを使用。
  5. 最後に5枚の棚板を差し込む。切り込みは棚板より若干細めに入れたので、木工用ボンドを入れておいて、棚板を押し込む感じ。余ったボンド(ほとんど)を拭き取り、やすりで仕上げて完成。

●工夫した点

棚板を差し込む切り込みがポイントだった。5度の角度で数ミリの切り込みを入れるのは、結構大変。そのため、まずは練習用に第1号(写真下左)を作り、左の写真が第2号。第1号の時は「ソーガイド」がなく、鉛筆で引いた5度の墨付け通りに手で切り込みを入れたため、棚板の角度が一定せず各板の角度がばらばらで見栄えも悪かったが、第2号では、「ソーガイド」の威力で角度はほぼ一定となった。見せる本棚として持主の知性を表現するこの本棚、結構気に入っている。しかし、作成動機となった通販カタログに、その本棚は実用新案申請中となっていたため、もし売り出す場合には特許料を支払わなければならないかも知れない。

 

←1号
棚板の角度が微妙に違う。

←2号
棚板の角度がそろっている。