金婚式記念額
(この画像は拡大できません)

●製作日

平成19年8月

●製作日数

のべ2か月程度、構想から約1年半

●製作の動機

両親の金婚式記念に、何かオリジナルなものを贈りたいと思い、50年の歴史を1枚の大きな額にして記念品とすることにした。

●材料

額 70cm×50cmのもの、 プリンタ用紙(スーパーファイン紙) A4×8枚、 昔からのアルバム、写真、 スキャナ、 のり、ハサミ

●作り方

  1. 両親の古い写真から、現在までの写真をPCで整理する。昔の写真はスキャナで取り込む。予め選択しておいてもらったが、かなり枚数も多く、最も時間のかかる作業だった。最近の写真はデジカメ画像の中からこの作品用にコピーした。
  2. どのようなレイアウトにするのかのグランドデザインを実施。左上から右側を回って左下を経て左上に戻って50年が1周するようにした。だいたいどのあたりがどの年代かを構想し、実際の大きさに合わせておおよその配置を描いてみる。
  3. PhotoShopで700mm×500mmの用紙を敷き、そこに素材の写真を配置して行く。最初、画像解像度をいい加減にしていたため、やり直すハメになった。(→工夫した点で述べる)
  4. 中央の似顔絵は、写真を下敷きにペンツールで描く。
  5. のりしろを考慮してプリンタに打ち出し、ぴったりくっつくようにのりで貼り付ける。額に入れて完成。

●工夫した点

  • まず、写真選びでは、なるべく親戚や知人などが写っているいるものを選んだ。多分知り合いの人や親戚が来た時に見て昔を懐かしむ機会もあるのではないかと思ったためである。実際に、そのようにして楽しんでほしいと思っている。
  • 製作上では、とてもたくさんのノウハウを得ることができた。特に、画像解像度については、一度泣きそうになった。すべての写真を配置し終わった後、紙に打ち出してみたのだが、ガーン!写真がぼやけてしまっており、見ずらい。解像度が低かったのだとすぐに気がつき、数枚の写真で実験してみた結果、140dpiだったものを、300dpi程度ないと、大きな紙に打ち出した時には鮮明な写真にならないことが判明。また、できた作品をPCで鑑賞する場合にも、その程度の解像度がないとズームに耐えられない。泣く泣く新たに300dpiの紙を敷き、すべての写真を再度張り直し。約2日の作業となった。
  • 中央のイラストは、娘のアイディアで、写真を下敷きにして上からペンツールで描いた。我ながらすばらしい出来栄え。
  • 大きな紙をA4用紙を張り合わせて作るのにはちょっとしたノウハウが必要だった。そのため、練習用に実際のサイズのものをダミーで作成し、プリンタへの出力のやり方、設定値などを習得。4辺フチなしで、印刷時の起点をうまく設定することによって、切れ目の目立たない大きな紙を作ることができる。
  • 兄にも電子データを送ったが、大作に感激したとの返事。よかった、よかった。今でも親の家に行った時、時々ながめては自己満足に浸っている。