なりよく生きる

なりよく生きる・その4、英語考・その4 〜 ゴンチチの “allow” の感覚

NHK FM でやっている、「ゴンチチの世界の快適音楽セレクション」という番組が好きでよく聴いている。私は昨年初めてこの番組を知って聴き始めたのだが、ゴンチチの2人のまったりとした喋りと、選曲の多様さが魅力の番組である。1999年からもう2...
境界考

境界考・その4 〜 季節の境界

枕草子といえば、日本の随筆文学の最高峰と言われていて、春はあけぼの、の書き出しは普通の教養ある人なら誰でも知っている名文だろう。言葉の流れもよくて、ほぼ全文を諳んじている人も結構いるのではないか。私が覚えている限りでも、喋り言葉風で申し訳な...
ラジオ考

ラジオ考・その2  共視考・その2 ~ 共聴のメディア

その昔、インターネットのない時代には、ラジオのリスナーはハガキで「お便り」を送っていたが、今ではX(エックス)にコメントを投稿して、パーソナリティがそれを読んでリスナー同士で話題を共有するようになった。リスナーのハガキを紹介する番組は、多分...
ラジオ考

ラジオ考・その1  ~ 周波数を合わせる装置

今年、2025年はラジオ放送が始まって100周年ということで、放送の歴史みたいな番組を見た。ラジオ放送が始まった1925年当時、いろんなジャンルの音楽、野球や相撲などのスポーツ中継、放送劇や落語など、それまではライブで楽しむしかなかったもの...
AI考

デジタル時代の身体・その3、AI考・その8 ~ AI故人

ChatGPTが出てきた当初、すぐに話題になったのが、character.aiというサービスだった。これは、歴史上の人物とか有名人に関する記録や著作物などの情報をAIに学習させて、あたかもその人とチャットできるかのようなサービスだった。当時...
デジタル時代の身体

デジタル時代の身体・その2〜市民の筋肉

デジタル民主主義というタイトルで、オードリー・タンさんが対談しているYouTube動画を見た。その中で、タンさんは、デジタル時代に、民主主義は危機を迎えていると言っている。SNSは世界のポーラライズを加速させる方向に作用しているし、何よりA...
境界考

境界考・その3 ~ 境界と「間」

境界について考えていて、過去に自分がこのブログ記事に書いてきたことを見直してみると、その多くは何らかの境界や「間」に関するものが多いことに改めて気がついた。自分が考えてきたことは、何かと何かの間にあるもの、対立的でありながらその境界が曖昧な...
境界考

境界考・その2 ~ 事象の地平

2025年2月時点で分かっている、地球から一番近いブラックホールは、へびつかい座の方向に、およそ1,600光年離れたところにある「ガイアBH1」という星である。(2022年のNewsWeekの記事による)地球から銀河系の中心までの距離は、約...
境界考

境界考・その1 〜 境界の豊かさ

サウナには、当然、サウナ室に入るドアがある。この境目は重要で、もしこれがいいかげんな扉だと、サウナ室内の温度は上がらず、サウナにならない。水風呂との境目には扉はないが、水面が境目だと考えることができる。とは言え、水風呂の手前には、たいていの...
ゴルフ考

ゴルフ考・その3 〜 イメージと身体感覚

長年のブランクの後にゴルフを始めたので、楽しいのもあるし、なかなかうまくならないのもあって、YouTubeのレッスン動画やスイング動画をよく見る。最近は少し減ったが、とにかく一時期、暇さえあれば賞金女王のスイング動画や、人気のレッスンプロの...