記憶考

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記憶考・その6 〜 天城越えと鹿男

先日、ふと見ていたTVで、松本清張のドキュメンタリー番組をやっていて、清張さんの「天城越え」という小説が、川端康成の「伊豆の踊子」を意識した、言わば対抗作品だということを紹介していた。伊豆の踊り子では、主人公はエリートの若者で、相手は清純な...
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記憶考・その5 〜 記憶装置としてのDNA

DNAは生物の仕組みの根幹となっている物質で、生物としての情報伝達と実体としての生体を作り出す設計図の役割を担っている。どんな生き物も、体内にアデニン・グアニン・シトシン・チミンの4種類の塩基と呼ばれる物質が並んでいる紐型の高分子を持ってい...
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記憶考・その4 〜 筋肉の記憶

CREATOR: gd-jpeg v1.0 (using IJG JPEG v62), quality = 85 昨年、左の肩が五十肩になり、痛みで腕が上がらず、およそ1年ぐらいの間、趣味の太極拳をすることができなかった。それが、今年に入っ...
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記憶考・その3 〜 記憶と釣り

前回書いた記憶の鍛錬法で、朝、通勤電車で聞いたラジオの「グリーン文字盤」という言葉を、会社に着いてから思い出そうとしても全く出てこなかったことがある。ちなみにグリーン文字盤とは、通常であれば腕時計の文字盤には、白・黒・青のものが多いが、今年...
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記憶考・その2 〜 イメージ記憶法

毎朝、通勤電車の中で聞くラジオの内容を、会社に着いたら思い出してメモしている。還暦を前にして、記憶力の衰えを感じる昨今、少しでも記憶力を維持する鍛錬として、今年から始めた。電車に乗っている時間は約45分、電車を降りてから会社に着くまで徒歩約...
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記憶考・その1 〜 ハードディスクとドロイドの記憶

昔使っていた古いパソコンが、何台か小屋裏に置いたままになっていて、場所だけ取っているので、いつか処分しようと思っていたところ、先日、思い立って処分することにした。それが意外とたいへんだった。そもそもパソコンは不燃物としてゴミに出すことができ...