読書考

読書考・その2 ~ ナウシカ

前回、理科年表が自分にとっての古典の1つだと書いた。ただ、理科年表を古典と言うにやっかいなことが1つある。それは、理科年表は、毎年更新版が出版されることだ。毎年内容が更新される古典など、聞いたことがない。古典は、本棚の中でも、読み古されて、...
読書考

読書考・その1~自分にとっての古典

最近ちゃんとした本を読んでないことを反省して、本屋に立ち寄った時には、岩波文庫の棚の前でしばらく過ごしている。最近読んだ本と言えば、JavaScriptポケットリファレンスとか、Emacsテクニックバイブルとか、IT系の本ばかりで、何か骨の...
ITメモ

ITメモ・その3~JavaScriptの楽しみ

しばらく前から、HTML5が話題になっている。ブラウザがまだ「モザイク」だった時代を知っている人間から見ると、隔世の感がある。昔のブラウザは、まさに静的コンテンツだけを表示する小さなプログラムだったが、HTML5を表示するブラウザは、Jav...
ITメモ

ITメモ・その2~Personal Web Storageを選ぶ

自宅と会社のPCとノートPC、それにスマホ、身の回りのコンピュータは増える一方である。昔はこれらの間でファイルを共有する必要がなかったし、懐かしいフロッピーディスクやUSBメモリーで持ち運べば十分だった。しかし、どこでもインターネットがつな...
帰納の時代

帰納の時代・その3~イタリア料理とインターネット

少し前に、何かのTV番組で、イタリア料理の有名なレストラン、「ドン・アルフォンソ」のシェフだったか創業者だったかのインタビューを見たことがある。そのレストランは、イタリアの地元食材を使った、地産地消の店として知られている。定かには覚えてはい...
ITメモ

ITメモ・その1~ブログ出戻りの顛末

(1)きっかけブログを引越そうと思ったのは、はてなブログ開設というお知らせが、"はてな"から来たことがきっかけだった。それまで利用していた、Google Bloggerに何となく飽きていたし、使い勝手もそれほど良いわけでもなく、テンプレート...
メモ考

続メモ考・その4 ~ 手書き vs スマホ?

今朝、ニュース番組の特集コーナーで、紙のメモやノートが人気だというレポートをしていた。スマホ全盛の時代に、手書きの良さに気付く人が増えている、ということだろう。以前、このブログでも「メモ考」と題して、手書き・アナログの良さについて綴ったこと...
帰納の時代

帰納の時代・その2~ 歩行は帰納だ

一昨年「ウォーキング考」と題して、ここに短文を書いた。2009年11月のことである。帰納と演繹について書こうと思った時、自分の書いたその時の文章が思い浮かんだ。その頃私は、ロルフィングをやり、ウォーキング教室の講師もしていて、歩くことについ...
帰納の時代

帰納の時代・その1~数学的帰納法と物理学とベルリンの壁

高校の数学で、数学的帰納法を学んだとき、その巧妙な方法に、なるほどと感心したことを覚えている。数学的帰納法は、私にとっては、何も疑問の余地のない明快な方法だが、世の中ではそれほど一般的ではないようだ。解説するまでもないかもしれないが、簡単に...
瞑想考

瞑想考・その3 ~ フランスの禅

NHKのBS放送で、五木寛之さんが出ている、「21世紀仏教への旅」という番組を見た。たまたま、数年前に放送した番組を再放送していたのだった。五木寛之さんは、独特の語り口で、ダンディで、男の私から見ても、とても魅力があり、ファンである。その番...