帰納の時代

帰納の時代・その1~数学的帰納法と物理学とベルリンの壁

高校の数学で、数学的帰納法を学んだとき、その巧妙な方法に、なるほどと感心したことを覚えている。数学的帰納法は、私にとっては、何も疑問の余地のない明快な方法だが、世の中ではそれほど一般的ではないようだ。解説するまでもないかもしれないが、簡単に...
瞑想考

瞑想考・その3 ~ フランスの禅

NHKのBS放送で、五木寛之さんが出ている、「21世紀仏教への旅」という番組を見た。たまたま、数年前に放送した番組を再放送していたのだった。五木寛之さんは、独特の語り口で、ダンディで、男の私から見ても、とても魅力があり、ファンである。その番...
瞑想考

瞑想考・その2 「瞑想体験・反省編」~やっぱりヨガor太極拳

前回、瞑想を実践してみようと書いたものの、数日で中断してしまった。我ながら意志の弱いことだと思う。しかし、やってみてわかったこともある。そこで、今回はその短期瞑想体験を綴ってみようと思う。瞑想体験と言っても、神秘的なこととか、宗教的な体験と...
瞑想考

瞑想考 その1.長谷部選手の「心を整える」を読む~心を鎮めるひととき

妻がサッカーの長谷部誠のファンで、「心を整える」と言う本を読んでいた。「いい本だよ」と言うので、読んでみた。スポーツ選手が、試合で自分のパフォーマンスを最大限に発揮するために、どうやって心を良好な状態に保っているのかを、彼なりのいろいろな工...
リアルとバーチャルの間

リアルとバーチャルの間・その3~セカンドライフとリアルマネー

ご存じない方のために、最初にお断りしておくと、セカンドライフ(とは、Linden Lab.と言う会社(多分アメリカの)が運営している、「ユーザーによって創られた、インターネット上最大の3D仮想世界コミュニティー」(同サイトより抜粋)である。...
リアルとバーチャルの間

リアルとバーチャルの間・その2~身体感覚と感情

世の中で最もリアルなものは何か?と問われたとき、それは、自分の体に起源を持つ生理的感覚だと答える人は多いのではないだろうか。空腹、満腹、排泄の感覚、温かい、冷たい、痛い、痒い、眩しい、暗い、おいしい、まずい、食べ物の歯ざわり、うるさい、静か...
リアルとバーチャルの間

リアルとバーチャルの間・その1~バーチャル・リアリティと絵画

アイダ・ロルフの言葉を集めた、"Ida Rolf Talks About Rolfing and Physical Reality"というタイトルの本がある。「アイダ・ロルフ、ロルフィングと身体的リアリティを語る」と訳しておこう。しかし、こ...
仏像の感覚

仏像の感覚・その3~仏像の動き

仏像の動き、と言うと奇異に聞こえるかもしれない。仏像は止まっていて動かないものなのは十分承知している。それでも、あえて、仏像がその「静」の中に持っている「動」について考えてみたい。まず、突飛な想像から始めよう。もし、仏像が動いたとしたら、ど...
仏像の感覚

仏像の感覚・その2~仏像の息

ブッダは、ひたすら呼吸に集中することで悟りに至ったという説を聞いたことがある。確かに、パキスタンのラホール美術館にあるという、釈迦苦行像(写真)は、横隔膜が見えるような仏像で、初めてその写真を見たときには、そのやせ細った横隔膜人間のようなブ...
仏像の感覚

仏像の感覚・その1~仏像と背面感覚

仏像の背中にはたいてい、「光背」(こうはい)と呼ばれる巨大な板が設置されている。仏様の種類によって、挙身光(きょしんこう)と言ったり火焔光(かえんこう)と言ったりするようだ。仏像の入門書には、挙身光は別名、蓮弁形光背(れんべんがたこうはい)...