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ITメモ・その3~JavaScriptの楽しみ

time 2012/04/02

 しばらく前から、HTML5が話題になっている。ブラウザがまだ「モザイク」だった時代を知っている人間から見ると、隔世の感がある。昔のブラウザは、まさに静的コンテンツだけを表示する小さなプログラムだったが、HTML5を表示するブラウザは、JavaScriptの実行・開発基盤ソフトウェアと言ったほうがふさわしい。
 
    Microsoftの開発ツールVisual Studioは、今でこそ無償で誰でも使えるようになったが、その昔は、ちょっとしたプログラムを書こうと思ったらお金を出してコンパイラを買わなければならなかった。無償のコンパイラや開発ツールは昔からあったことはあったのだが、やはり、いろいろ不便だった。
 
    ブラウザがHTML5+javascriptの実行環境に進化していることは、プログラム好きにとっては、い~ぃ世の中になったものだと思う。どこで作っても、プラットフォームを選ばずに動くプログラムを書くことができるのは、とても魅力的である。そんな環境がなければ、例えばWindows用のプログラムはLinuxやMacやAndroidでは動かしようがない。確かに、どんな環境でも動くコードが必要なケースは限られているとは思う。でも、一度書けばどこでも動くのは楽しいことに違いない。
 
    Javaをはじめいろんな言語が、Write Once、Run Anywhere、と言っている。VM(Virtuual Machine)さえ乗っていればどんなプラットフォームでも動きます。それは、RubyでもPythonでも同じ事。でも、そう言っている言語はJavaを筆頭にどれもサーバサイドの言語で、ユーザインターフェースは苦手分野。それに、サーバで動くのであれば、どんな環境でも動く必要はないように思う。サーバーなんだから。
 
    どこでも動いて欲しいのは、画面表示を伴う、ユーザインターフェース側の言語の方だろう。一部のヲタクを除けば、プログラム好きが書いてみたいのは、サーバ側のプログラムではなくて、むしろ目に見える、動きのあるプログラムの方だと思う。それで、HTML5+JavaScriptなのである。
 
    世の中でHTML5+JavaScriptがブレイクしているのは、そんな、個人的にプログラムを書いてみたいと言う理由ではなく、本格的な業務アプリケーションをWebで作るようになったからである。でも、そうではなくて、プログラミングを楽しんでみたい人にも、HTML5+JSは本格的に楽しめる環境だと思う。と、言うことで、ちょっと書いてみた。下のリンクからどうぞ。古いブラウザだと動きませんが、WindowsでもMacでもLinuxでもAndroidでも、iOSでも動くはず。PCで書いて、フリーのウェブページにアップして、Androidで動いたときは、ちょっと嬉しかった。
 
不思議なクーロン・ボール
 

(追伸)前回の「Personal Web Storageを選ぶ」その後、ASUS WebStorageも、どうも同期が今ひとつうまくいかないので、Yahoo!ボックスやSugarSyncを使ったりしている。

2012.4.2(月)
(写真)ブラウザ小曼荼羅(自作)

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Toshi's Profile

会社員(製造業・雇用延長)。元SE、元大学非常勤講師、元ロルファー。DIYと散歩とメモが趣味。Moleskineを持ち歩いている。愛知県岡崎市在住。
toshi@ueba.sakura.ne.jp
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